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アルミサッシの買取価格は付物除去で変わる?単価と損得について解説
アルミサッシの再利用やリサイクルを検討する際、その価値は見た目の状態や付着物の有無によって大きく左右されることがあります。
特に、処分や売却を考える際には、少しでも有利な条件で手放したいと考えるのが自然な流れでしょう。
しかし、具体的にどのような付着物が価格に影響を与え、どの程度の差が生じるのか、そして自身で除去すべきかどうかといった判断は、経験がないと難しいものです。
ここでは、アルミサッシの買取価格に焦点を当て、付物の影響や除去の判断基準について詳しく解説していきます。
目次
付物がアルミサッシの買取価格に与える影響
付物があると買取価格は下がる
アルミサッシを買い取る際、一般的には付着物があると買取価格が下がってしまう傾向にあります。
これは、付着物が混入していることで、アルミ地金としての純度が低下し、精錬や加工の工程で余計な手間やコストが発生するためです。
買取業者は、できるだけ純度の高いアルミ地金を効率的に処理したいと考えており、付着物が多い状態では、その処理コストを価格に反映させる形で買取価格を低く設定せざるを得なくなります。
付物とはビスやゴムパッキンなど
アルミサッシにおける「付物」とは、本来サッシ本体を構成しない、後から取り付けられたり、使用過程で付着したりする部品や素材全般を指します。
具体的には、窓枠やガラスを固定するための金属製ビス、サッシの隙間を埋めるゴムパッキンやシーリング材、さらには、断熱材や装飾目的で取り付けられたプラスチック製の部品などが挙げられます。
これらの素材はアルミニウムとは異なるため、買取査定においては不純物とみなされることが一般的です。
付物による価格差の目安
付物の有無によって生じる買取価格の差は、付物の種類や量、そして買取業者の査定基準によって変動しますが、一般的には1kgあたり数円から数十円程度になることが多いです。
例えば、ビスやゴムパッキンが少量付着している程度であれば、大きな価格変動には繋がらないケースもありますが、大量に付着していたり、アルミニウム以外の金属(鉄など)が多く混入していたりすると、買取価格が大幅に下がる可能性も考慮しなければなりません。

付物なしのアルミサッシの買取単価はいくら?
付物なしのアルミサッシの1kgあたりの買取単価
付物が一切取り除かれ、純粋なアルミ地金としての状態に近いアルミサッシは、当然ながら高値で取引される傾向にあります。
その1kgあたりの買取単価は、市場のアルミ地金相場に連動するため、日々変動しますが、一般的に付物がある状態のものよりも数円から数十円、場合によってはそれ以上の価格差が生じることがあります。
例えば、現在のアルミ地金相場が1kgあたりXX円(※具体的な価格は市場動向による)である場合、付物なしのきれいな状態であれば、その相場に近い価格での買取が期待できるでしょう。
付物除去による単価の変動
付物を取り除く作業を行うことで、アルミサッシの買取単価は上昇する可能性があります。
前述の通り、付物があることで買取価格が下がる要因となるため、除去によって「減額」がなくなる、あるいは「加算」される形で単価が変動します。
この変動幅は、付物の種類や量、そして除去作業の丁寧さによって決まります。
例えば、わずかなビスの除去で単価が数円/kg上昇する程度であれば、手間をかけるメリットは小さいかもしれませんが、大量のゴムパッキンやプラスチック部材を除去することで、10円/kg以上の単価上昇が見込めるのであれば、除去作業を行う価値は高まります。
単価差額で見る付物除去の損得
付物除去によって得られる単価の上昇分と、除去作業に費やす時間や労力、そして道具などのコストを比較検討することが、付物除去を行うかどうかの損得を判断する上で重要となります。
もし、1kgあたりの単価上昇分が除去にかかるコスト(例えば、除去に1時間かかり、時給換算で1000円とすると、1kgあたり1000円のコストがかかる計算になります)を上回るのであれば、除去作業を行う経済的なメリットは大きいと言えるでしょう。
しかし、上昇分がごくわずかであるにも関わらず、多大な手間がかかる場合は、無理に除去せず、そのままの状態で買取に出した方が効率的な場合もあります。

アルミサッシの買取で付物除去はすべき?
付物除去の手間と買取額上昇分の比較
付物除去を行うべきか否かは、その手間と、それによって得られる買取額の上昇分を慎重に比較検討する必要があります。
例えば、ビス一本一本をドライバーで外す、ゴムパッキンを丁寧に剥がしていくといった作業は、想像以上に時間と労力を要します。
もし、除去作業に多大な時間を費やしたにも関わらず、最終的な買取額の上昇分がわずか数円程度であれば、その労力に見合わないと感じるかもしれません。
一方で、大量の付着物があり、かつ除去が比較的容易な場合や、除去によって得られる単価上昇分が作業コストを大きく上回る場合は、積極的に除去を行う価値があります。
買取業者が求める状態はケースバイケース
アルミサッシの付物に対する買取業者のスタンスは、業者によって、また買取の目的によっても異なります。
スクラップ業者であれば、アルミ地金としての純度を重視するため、付物の除去を強く求める傾向がありますが、一部の専門業者では、付着物が少量であれば許容範囲とし、そのままの状態で買い取ってくれる場合もあります。
また、古いアルミサッシを再利用目的で買い取っている業者などでは、状態によっては多少の付着物があっても問題視しないケースも考えられます。
そのため、事前に買取業者に問い合わせ、どのような状態のサッシを求めているのかを確認することが賢明です。
付物除去が難しい場合の対応策
付物除去が困難な場合、例えば、固着して外れないビスや、経年劣化で素材と一体化してしまったゴムパッキン、あるいは材質が不明で除去方法が分からないプラスチック部品などがある場合は、無理に除去しようとせず、他の対応策を検討しましょう。
一つは、付着物がある状態のまま、買取業者に相談してみることです。
業者によっては、その状態での買取価格を提示してくれる場合があります。
また、付物除去が難しいことを正直に伝え、価格交渉を行うことも有効です。
場合によっては、除去が困難な付着物があることを理由に、無料での引き取りや、より安価での処分となる可能性も考慮に入れる必要があります。

まとめ
アルミサッシの買取価格は、付着物の有無によって大きく変動する可能性があります。
ビスやゴムパッキンといった付物は、アルミ地金としての純度を低下させるため、買取価格を下げる要因となり得ます。
付物がない状態のサッシは、一般的に高値で取引される傾向にあり、除去によって単価が上昇する見込みがあります。
しかし、付物除去には手間やコストがかかるため、その労力と得られる買取額の上昇分を比較検討し、自身で行うか否かを判断することが重要です。
買取業者によって求める状態は異なるため、事前に確認したり、除去が難しい場合は正直に相談したりするなど、状況に応じた柔軟な対応が、アルミサッシをより有利に手放すための鍵となるでしょう。


